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文献詳細

雑誌文献

臨床外科14巻4号

1959年04月発行

文献概要

薬剤

骨関節結核の観血的治療に於ける「ネオイスコチン」の使用成績

著者: 中林康二1 黑坪弘毅1 植田義文1

所属機関: 1北大整形外科

ページ範囲:P.427 - P.430

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いとぐち
 従来,保存療法にのみ終始していた骨関節結核に対する治療は,化学療法の発達とともに,観血的治療法の適応を増し,安全且つ迅速なる治療効果を期待し得る様になつたが,すでに指摘されている如く,化学療法はあくまでも現今に於ては,補助的手段であつてこれのみによつて病巣部の完全治癒を期待し得ないことは当然であり,従来の整形外科的治療の下に,併用することが肝要である.
 ネオイスコチンは,従来の他の抗結核剤に比して副作用が少く,臨床効果も認められ文長期連続服用も可能であることは,既に諸家より多く報告されている.著者は,骨関節結核治療に際して,経口投与と共に手術時病巣部への本剤撒布を行いその治療効果につき検討を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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