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文献詳細

雑誌文献

臨床外科14巻6号

1959年06月発行

症例

右橈骨に発生したエオジン好性肉芽腫の1症例

著者: 奥茂信行1 守屋万喜男1 佐藤隆雄1 工藤富隆1

所属機関: 1厚生年金登別整形外科病院札幌医科大学外科教室

ページ範囲:P.673 - P.675

文献概要

 エオジン好性肉芽腫はエオジン好性球の強度の浸潤を特徴とする良性腫瘍に属するが,外傷あるいは感染が起因となつて発生するといわれ頭蓋骨,肋骨,四肢骨,骨盤等に見られる.レ線所見で海綿質および骨皮質に軽度の骨破壊があり一部皮質膨隆,内外性骨新生像が見られ,一見悪性腫瘍が疑われるが流血中にエオジン好性球の増多があるのが特徴で,予後はほとんど良好,掻爬ならびにレ線照射により治癒するものである.われわれは最近右橈骨に発生した本症の1症例を経験したのでここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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