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文献詳細

雑誌文献

臨床外科14巻7号

1959年07月発行

文献概要

症例

小児後天性斜頸の4例—特に外傷性環椎廻旋亜脱旧について

著者: 大山郁雄1 後藤澄1

所属機関: 1九州厚生年金病院整形外科

ページ範囲:P.773 - P.777

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 後天性骨性斜頸は頸椎カリエスによるもの最も多くその他梅毒,あるいは外傷による頸椎の脱臼骨折が挙げられる.外傷性のもののうち上位頸椎では,環椎弓の単独骨折,軸椎歯状突起の固定靭帯断裂,特に歯状突起骨折による環椎の前方脱臼が多くみられ,脊髄損傷の危険性も極めて大きいとされる.
 われわれはそれらとやや趣を異にする,主として偏側性の環椎廻旋亜脱臼による斜頸4例を,最近ひきつづき小児において経験したので,ここに報告するとともに2,3の考察を試みた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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