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症例
文献概要
アメーバ赤痢による肝膿瘍は本邦には多いものでは無い.結腸の既往歴に続いて定型的の肝膿瘍の症状を呈する場合診断も困難でないが,非定型的の場合診断も困難,且つ予期せざる経過も起りうる,すなわち経過において自潰し,さらにまた胃の穿孔をも伴うに至つたものを経験した.混合感染についての検討と共に文献に基き本症に関し若干統計的観察を加え度い.
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