icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科14巻9号

1959年09月発行

文献概要

症例

足関節滑液膜より発生した所謂良性巨細胞腫瘍の1例

著者: 亀山容1 矢島睦夫1 志賀厳1

所属機関: 1東大木本外科教室

ページ範囲:P.1001 - P.1003

文献購入ページに移動
 1956年Simon1)によりhypertrophische sa-rcomatös entartete Gelenkzotteとして報告されて以来,その病理像が多彩なことからsarcoma, pelithelioma sarcomata,fibroendothelioma,xanthoma,xanthoblastoma,giant-cell tumor,pigmentierte riesenzellen-haltige Xanthosar-kom,xanthomatische Granulom,myeloplaxo-ma,myeloid tumor,synoviomata,benign sy-novioma,chronishe haemorrhagische arthritis,haemorrhagic villous synovitis due to xanth-oma,pigmented villonodular synovitis,Angi-odysplastisches synovial Hamartom,等様々の名称で呼ばれる一群の滑液膜疾患がある.わが国においても藤野2)の報告(昭和11年)にはじまりすでに17例におよぶ報告3)-13)があるが,その多くは膝関節に発生しているものであつて他の関節に発生した報告は少ないようである.われわれは最近足関節滑液膜より発生した1例を経験したのでここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?