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文献詳細

雑誌文献

臨床外科15巻1号

1960年01月発行

綜説

動静脈瘻について

著者: 大村豊1 伊藤富三1

所属機関: 1名古屋大学医学部第一外科教室

ページ範囲:P.33 - P.39

文献概要

1.まえがき
 動静脈瘻は戦傷により発生することが多く古くから多くの研究が報告されて居る.本疾患について最初に記載したのはWilliam Hanter(1757)であつて,その後Callander(1920)1)による447例の検討,Hollman(1923,1924)2)3)4)5),Reid(1925,1932)6)7)8)9)等による実験的研究,また最近ではShumacker(1949)10),Thompson(1951)11),木本(昭28)12),Foley(1956)13),Schenk(1957)14).その他多くの報告がある.そして,その病態生理に関しては,かなり詳細に研究されているが,その治療については,殊に先天性動静脈瘻の場合,まだ多くの問題が残されている.
 最近われわれも本症の6例を経験したのでここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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