文献詳細
綜説
文献概要
1.まえがき
動静脈瘻は戦傷により発生することが多く古くから多くの研究が報告されて居る.本疾患について最初に記載したのはWilliam Hanter(1757)であつて,その後Callander(1920)1)による447例の検討,Hollman(1923,1924)2)3)4)5),Reid(1925,1932)6)7)8)9)等による実験的研究,また最近ではShumacker(1949)10),Thompson(1951)11),木本(昭28)12),Foley(1956)13),Schenk(1957)14).その他多くの報告がある.そして,その病態生理に関しては,かなり詳細に研究されているが,その治療については,殊に先天性動静脈瘻の場合,まだ多くの問題が残されている.
最近われわれも本症の6例を経験したのでここに報告する.
動静脈瘻は戦傷により発生することが多く古くから多くの研究が報告されて居る.本疾患について最初に記載したのはWilliam Hanter(1757)であつて,その後Callander(1920)1)による447例の検討,Hollman(1923,1924)2)3)4)5),Reid(1925,1932)6)7)8)9)等による実験的研究,また最近ではShumacker(1949)10),Thompson(1951)11),木本(昭28)12),Foley(1956)13),Schenk(1957)14).その他多くの報告がある.そして,その病態生理に関しては,かなり詳細に研究されているが,その治療については,殊に先天性動静脈瘻の場合,まだ多くの問題が残されている.
最近われわれも本症の6例を経験したのでここに報告する.
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