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文献詳細

雑誌文献

臨床外科15巻1号

1960年01月発行

文献概要

症例

肝胃吻合に就いて

著者: 相野田芳教1

所属機関: 1石川県中央病院

ページ範囲:P.89 - P.91

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 胆道癌は頻度は少ないのではあるが,すでに肝門部に迄及んでいて肝外胆道が閉塞されている時あるいは良性の疾患例えば瘢痕組織などが原因をなしている閉塞性黄疸等で,これらを切除して胆道再建をしようにも肝外胆道に利用する余地が無い場合に直接肝と消化管との吻合が治療法として考慮される.
 私は胆嚢癌による肝門部癌転移に原因した閉塞性黄疸症例に対して,肝胃吻合術を行う機会を得たので症例を報告すると共に文献的考察を少しく加えてみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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