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文献詳細

雑誌文献

臨床外科15巻1号

1960年01月発行

文献概要

症例

浄化空洞症例

著者: 上高原勝美1 石塚正人1

所属機関: 1鹿児島市立病院外科

ページ範囲:P.103 - P.104

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緒言
 肺結核症の主なる治療対象としては色々あるが,肺病巣の中では空洞が治療の主目標になつていることが多い.空洞の治り方には,被包性治癒,瘢痕性治癒,開放性治癒の型式があるが,なお1つの治り方として,最近浄化治癒の型が報告されている.すなわち,この治癒型式は,空洞内容の乾酪物質が排除され,空洞壁に肉芽組織が形成されて内面を被い,線維化が進んで一種の欠損治癒の状態を呈したものである.われ等も最近かかる空洞の症例を得たのでここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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