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文献詳細

雑誌文献

臨床外科15巻10号

1960年10月発行

文献概要

症例

上腕骨尺側上顆骨折の肘関節内嵌入の発生機転ならびに治療法に関して

著者: 富永通裕1

所属機関: 1大阪医科大学整形外科学教室

ページ範囲:P.829 - P.833

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 上腕骨尺側上顆骨折は,上腕骨下端部骨折の中,顆上骨折,橈側上顆骨折に次いで頻度の高い損傷であり,神中氏の報告によれば472例中46例すなわち約10%に認められると云う.Watson-Jonesは,骨片転位の程度を基礎にして次の4つの段階に分類している(第1図).
 第1度:最も軽度な損傷であり,骨片がその床面から少し離れて僅かな転位を認める.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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