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文献詳細

雑誌文献

臨床外科15巻11号

1960年11月発行

文献概要

統計

胃および十二指腸潰瘍の穿孔—過去10年間における教室例51例の集計的観察

著者: 長尾房大1 水永浩二1 熊谷文彌1 朝戶健志1 秋元邑介1 遠藤実1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学大井外科教室

ページ範囲:P.913 - P.918

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緒言
 消化性潰瘍の合併症のうちで,穿孔は急性死亡の危険が最も多く,潰瘍死亡例の20〜55%が穿孔の合併によるといわれている.
 大井外科教室においては,昭和24年1月から昭和33年12月迄の過去10年間に胃および十二指腸潰瘍の急性開放性穿孔例を51例経験したので,これらの51例について集計的観察をこころみ,あわせて内外の文献的考察を加えてみたいと思う.集計例はすべて潰瘍穿孔であることを手術的に確認し得たもののみであり,被覆性穿孔例および新生児でストレスにより急性潰瘍が穿孔したと思われた1例は,本集計から除外した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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