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文献詳細

雑誌文献

臨床外科15巻11号

1960年11月発行

薬剤

白血球減少症に対するLeuconの効果

著者: 石井淳一1 鈴木茂能1 五十嵐義男1 渡辺嵩1 入江正美1 吉田正1 高垣俊1

所属機関: 1昭和医科大学外科学教室

ページ範囲:P.923 - P.928

文献概要

I.はじめに
 悪性腫瘍の治療として,今日もつとも期待が出来るものは腫瘍の剔出及び所属リンパ節の廓清である.しかしこれには限界があり腫瘍の比較的早い時期において発見し,且ついわゆる根治手術が施行されなければならない.この早期発見に対してはいろいろな試みがなされているが現在のところ,その期待にこたえるには未だ充分とは云い難い状態である.
 一方,近年癌の化学療法として多くの薬剤が発見され,多数例に使用されてその効果が報告されている.また従来行なわれていた放射線療法も,放射性同位元素の発見及びこの治療面への応用により,外科手術療法とともに著しい進展を示しており今後も益々著しい効果を挙げるものと思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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