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文献詳細

雑誌文献

臨床外科15巻11号

1960年11月発行

文献概要

症例

四世代にわたり男子にのみ発生した多発性軟骨性外骨腫の1例

著者: 林亨1 堀内弘1

所属機関: 1中北国保連合伊勢原病院外科

ページ範囲:P.963 - P.966

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 多発性軟骨性外骨腫は1821年Cooper & Trav-ersにより初めて記載され,1925年Stocks & Ba-rringtonによりその遺伝性を確認された疾患で1),全骨腫の約7%,全外骨腫の約40%を占めると云われ,現在迄に1,000例以上,本邦においても戦後14年間に約150例の報告をみている.即ち臨床的には必ずしも稀有ではないが,なお比較的珍らしい疾患である.
 我々は最近その一例を診療する機会をえ,これについて濃厚な父系遺伝を認めたので,ここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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