icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科15巻12号

1960年12月発行

文献概要

薬剤

白血球減少症に対するAdenineの使用経験

著者: 渋沢喜守雄1 斉藤純夫1 森田茂1 安斉徹男1 塩崎秀郎1 臼井龍1 高野晃寧1 大塚浩之1

所属機関: 1群馬大学医学部渋沢外科教室

ページ範囲:P.1013 - P.1019

文献購入ページに移動
 悪性腫瘍に対する外科療法の前後に,放射線照射並びに制癌剤投与が必要なことは云うまでもない.しかし,これらの治療経過中,白血球減少症がしばしば現われることは衆知のことである.白血球減少症に対しては新鮮血輸血が主として用いられているが,継続的に使用される有効薬剤は数少ないようである.
 Adenineは核酸の構成成分として知られているが,1946年来,フランスのLecoqらによつて放射線障害・制癌剤による顆粒細胞減少症に有効と報告されてきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?