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臨床外科15巻12号

1960年12月発行

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人工心肺を用いた肺動脈狭窄の手術法,他

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ページ範囲:P.1019 - P.1019

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 低体温法あるいは体外循環法を用いて,肺動脈狭窄の手術がなされていることは,周知のところである.GerbodeらはStanford大学外科で55例経験をしたが,うち29例は体外回路を応用した.その大部分は高度狭窄で,28例のうち16例は筋肥大による二次的のinfundibular stenosisを呈していた,早期死亡3例.その2例は灌流操作不慣れのため,1例は第3日目に死亡,到達は最近16例のうち14例は心室経由で,死亡はない,体外回路を用いるのは直視下手術が必要だからで,またそれによつて隔壁欠損の治療も可能である,Infundibular stenosisは弁狭窄を解除しても右室からの送血障害を残すので,患者の予後に大きくまた弁切開後は血液の心室内逆流を招きうる,右室圧の高い症例は甚だ危険ということになる,それで収縮期右室圧90〜249mmHg13例は経室的に入つて筋切除を行つた経室的到達でないと十分に手術できない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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