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薬剤
外科領域におけるアイロゾン使用の経験
著者: 北川司良1 渡部高久1 秋岡義清1 秋岡義将1 橫田巖1
所属機関: 1京都府立医科大学第二外科学教室
ページ範囲:P.1021 - P.1025
文献購入ページに移動これは従来用いられたenteric coated Erythro-mycin base Tabletの経口投与が,毎6時間100〜200mgでは効果の発現が弱く,各種Tetracy-clinesほどに濫用されなかつた為でもあるが,さりとてErythromycin単独で急速な症状改善を期待するには大量の投与を必要とし,時に悪心,嘔吐,下痢などの副作用をきたすおそれがあつた.ところがErythromycinをプロピオン酸塩にしたErythromycin propionylは内服により高度の血中濃度が得られるといわれ,又副作用もそれ程強くないと報告されているので,われわれは臨床例に就いてその効果,血中濃度,副作用などを検討してみた.
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