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文献詳細

雑誌文献

臨床外科15巻5号

1960年05月発行

文献概要

綜説

外科領域における血清遊出肝酵素(その1)—特に血清トランスアミナーゼに就いて

著者: 吉葉昌彥1 榎本茂1 大塚敏文1 小島昭三1 石郷岡政彥1 大石孟男1 飯岡一彥1 安田慶太郎1

所属機関: 1日本医科大学松倉外科教室

ページ範囲:P.395 - P.402

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緒言
 最近の外科臨床において病疾の診断およびその治療上に著しい進歩をもたらしたものの1つとして疾患若しくはその手術をも含めたいわゆる外科的侵襲により生体の示す諸種の反応を特に酵素学的に観察し,さらにこれをその他の病態生理学的諸変化と綜合考察して対処しようとする試みを挙げることが出来よう.
 ここにおいて私共は松倉教授指導の下に教室の消化器疾患時における酵素学的研究の一環として血清遊出肝酵素特に血清トランスアミナーゼに就いて研究し些か興味ある知見を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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