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文献詳細

雑誌文献

臨床外科15巻5号

1960年05月発行

文献概要

症例

潜在性甲状腺癌の1例—いわゆるLateral Aberrant Thyroid

著者: 江口忠夫1 武田直衛1

所属機関: 1国立大蔵病院外科

ページ範囲:P.437 - P.439

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 甲状腺に原発する悪性腫瘍の診断は必ずしも容易ではないが,特に潜在性甲状腺癌の側頸部リンパ腺転移による腫瘍の場合には術前診断を誤ることが多い.左側頸部に生じた3個の腫瘍を混合腫瘍として手術し組織学的検索によつて甲状腺癌転移なることを確認したが,術後2ヵ月再び転移腫瘤が手術部に現われ,原発巣たる甲状腺癌根治手術によりKing and Pembertonのいう甲状腺癌のリンパ腺転移説を裏付ける症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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