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文献詳細

雑誌文献

臨床外科15巻6号

1960年06月発行

薬剤

肺結核外科におけるオロトンサンの肝機能への影響について

著者: 近江谷淳一1

所属機関: 1北海道大学医学部附属病院第一外科

ページ範囲:P.529 - P.534

文献概要

第1章 緒言
 広汎多岐にわたる肝の機能はすべての新陳代謝に関与すると言つても過言ではない.従来肝への関心がたかまるにしたがい,数多くの肝庇護剤が発見され,内科医は勿論のこと外科医にとつてもこれたいする関心は次第に深まり,外科的大侵襲時にはこの肝庇護がもつとも重要な関心事となつて来た.
 なかんずく肺結核手術の大侵襲時にはその予後が肝機能に左右されるところ甚だ大で,術前術後の肝機能はもちろんのこと,その回復の状態は肝機能の正常化であるとまで極言されるにいたつてきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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