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文献詳細

雑誌文献

臨床外科15巻6号

1960年06月発行

症例

頭部外傷後胃出血および子宮出血を来した1例

著者: 白石幸治郎1 野崎英夫1

所属機関: 1日発病院外科

ページ範囲:P.535 - P.537

文献概要

 近来交通災害その他による頭部外傷の頻発に伴いその病態生理や合併症が臨床的にも実験的にもかなり解明されつつある.中でも頭部外傷に際して胃出血を来すことがあることは従来から知られているが1,2),その程度が致命的でないことや随伴する口腔や鼻,咽腔粘膜などの外傷による血液の嚥下などのために実際には看過されている場合が多いのではなかろうか,著者らは頭部外傷直後に来したと思われる吐血とさらに子宮出血をも合併した1例を経験したので報告し,その発生機序について少しく考察を加えて見た.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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