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文献詳細

雑誌文献

臨床外科15巻6号

1960年06月発行

症例

原発巣症状を現わすことなく切断後7年治癒状態を続ける大腿骨副腎腫例

著者: 高木俊夫1

所属機関: 1慶応義塾大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.545 - P.548

文献概要

 ヒペルネフロームの報告は1883年Grawitzにより初めて記載されてより,臨床の各分野に見られさほど稀なものではなく,病理学的にはなお種種の論議があるが,その悪性腫瘍であることは諸家の一致する処である.
 私は原発巣症状を欠き左大腿骨病的骨折により発見され,病理組織学的に本腫瘍と診断を受け,大腿切断術を施行し,7年後の今日なお健康にて日常勤務に従事している興味ある例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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