icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科15巻8号

1960年08月発行

薬剤

アミノ酸利用率に対するナイレバールの影響について

著者: 井坂功1 袴田章二1 山際昭男1 木村邦夫1 長谷川泰造1

所属機関: 1三重県立大学医学部第1外科

ページ範囲:P.685 - P.687

文献概要

緒言
 蛋白の同化を促進する物質が,治療上大いなる価値を有する事は古くから認められていた.1935年Kochakian et al.1)が,男子尿エキスを犬に注射した際,男性化作用のみならず窒素蓄積作用のある事を指摘して以来,アンドローゲンには窒素,カリウムおよび燐の尿中排泄を減少2)させ同時に,これら要素の蓄積を起させ得る事が,明にされるに到つた.
 而しながらアンドローゲンには,強力な男性化作用がある為,蛋白同化の目的に使用する場合,しばしば好ましくない結果を生じた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら