文献詳細
術技
文献概要
いとぐち
横隔レラキサチオは横隔膜が菲薄となり,全体あるいは部分的に挙上している状態に対して与えられた臨床的命名で,定期的な健康診断が広く実施されるようになつた現在においては,本症に遭遇する機会も多く,宮林1)によれば0.15%に相当するという.しかし,本症に対する外科的修復術施行の報告例は極めて少なく,本邦では中谷2)(1944)の報告以来わずかに13例を数える程度に過ぎない.われわれは従来報告された種々の手術術式とともに,われわれの考案した修復術式を中心に述べ,自験例をここに報告する.
横隔レラキサチオは横隔膜が菲薄となり,全体あるいは部分的に挙上している状態に対して与えられた臨床的命名で,定期的な健康診断が広く実施されるようになつた現在においては,本症に遭遇する機会も多く,宮林1)によれば0.15%に相当するという.しかし,本症に対する外科的修復術施行の報告例は極めて少なく,本邦では中谷2)(1944)の報告以来わずかに13例を数える程度に過ぎない.われわれは従来報告された種々の手術術式とともに,われわれの考案した修復術式を中心に述べ,自験例をここに報告する.
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