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文献詳細

雑誌文献

臨床外科16巻10号

1961年10月発行

綜説

先天性僧帽弁膜症の外科的治療の経験

著者: 田口一美12 甲斐太郎12 小川新12 妹尾良夫12 栗原儀郎12 藤村顕治12 加藤寛治12 本野謙策12 大瀬戶稔12

所属機関: 1岡山大学砂田外科 2広島市民病院心臓外科

ページ範囲:P.863 - P.870

文献概要

 先天性僧帽弁膜症は狭窄あるいは閉鎖不全何れにても,極めて稀有なる疾患であり,しかも,その予後は極めて重篤である.しかし人工心肺の発達した今日,これら疾患は根治可能であつて,われわれは最近,広島市民病院において先天性僧帽弁狭窄症および先天性僧帽弁閉鎖不全症の各1例を体外循環を応用して根治せしめることに成功した.これらは何れも本邦における根治術成功第1例であり,外科的治療上種々の臨床的問題を提供するものであるので,報告する次第である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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