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文献詳細

雑誌文献

臨床外科16巻2号

1961年02月発行

文献概要

症例

接種結核の1例

著者: 吉友睦彥1 山中通弘1 篠崎拓1

所属機関: 1黒部厚生病部外科

ページ範囲:P.158 - P.160

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 接種結核は,比較的稀なものであり,本邦においても,昭和4〜5年頃より,天野氏はじめ,7〜8例の報告に接する以外は,昭和21年5月,兵庫県道場小学校において,チフスワクチン予防接種に際し,接種結核の集団発生をみたのを除けば,京大徳岡氏の報告例,すなわちペニシリン注射,および路傍での外傷に,直接結核菌侵入したと考えられる幼児の数例があるが,私達は,此処に,膿瘍切開手術後,結核菌感染したと考えられる接種結核の1例を報告,御批判を乞う次第であります.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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