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文献詳細

雑誌文献

臨床外科16巻3号

1961年03月発行

綜説

高齢者虫垂炎について

著者: 藤村密1 小山芳雄1 窪田泰和1

所属機関: 1厚生連松代病院外科

ページ範囲:P.215 - P.219

文献概要

緒言
 虫垂炎は,現在においては広く人口に噲灸した疾患であり,われわれ実地の外科業務にたずさわる者では,最もしばしば日常の診療中にタッチする疾患であるが,概して青壮年期に多いもので幼年者および高齢者に少い.種々の統計をみても,年齢の増加と共にその数を減じ,且つまたその症状は特異的となる.
 われわれは現在1小農村病院における虫垂炎の実態について,臨床的方面より種々の検討を加えているが,そのうち60歳以上の高齢者の虫垂炎について,症状・診断・治療についての考按を試み,いささかの知見を得たので報告し,諸賢の御批判を仰ぎたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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