icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科16巻3号

1961年03月発行

文献概要

薬剤

新局所麻酔剤オスモカインの臨床成績

著者: 長山寛1 継行男1 荏原光夫1 地引明美1

所属機関: 1東邦大学医学部第二外科

ページ範囲:P.239 - P.243

文献購入ページに移動
 局所麻酔剤の歴史はかなり古いが1860年NiemannおよびLosstnによりCocaineが実用化され1900年EinhornによつてProcaineが発見されて以来,外科領域における局所麻酔の適応は広汎なる範囲におよぶに至つた.しかもこれまでに用いられた薬剤はその優劣を問わず多数にのぼつていることは周知の如くである.局所麻酔剤はその目的から高度の安定度と適確なる効果,しかも副作用の少いことが期待されるのは当然である.近来Xylocaine,Carbocaine等の薬剤についでCopeおよびHancockの創作になる局所麻酔剤ヘキシルカインHexylcaineの登場をみるに到つた.当教室では最近持田製薬株式会社より(商品名オスモカイン)の提供を受け,外来小手術に使用してその臨床成績を検討する機会を得たので少数例であるが報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?