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外科領域における細菌の感染に対しては,滅菌,消毒の方法によつて,疾病の治癒機転の促進をはかつて来たが,腹部内臓領域では手術部位の細菌汚染によつて治癒機転が障害され,期待した成果が見られない事実が多い.ために,腸内の無菌化は木炭,Naphtholene,Jodform,Chlorineで実験されたが,Sulfa剤,各種抗生物質の出現によつて新たな光明を得るようになつた.多くの抗生物質はそれぞれ特異的な抗菌性スペクトラムと生物学的性状をもつために,使用時には充分の検討が必要である.
Streptomyces Kanamyceticusの産生するKana-mycin(以下K.M.と略す)も同様に特異的な抗菌スペクトラムと生物学的性状をもつ.
Streptomyces Kanamyceticusの産生するKana-mycin(以下K.M.と略す)も同様に特異的な抗菌スペクトラムと生物学的性状をもつ.
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