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文献詳細

雑誌文献

臨床外科16巻4号

1961年04月発行

薬剤

先天性股関節脱臼整復の際におけるクロルプロマジンの応用

著者: 寺村正1 野口克昌1

所属機関: 1東京都立大久保病院整形外科

ページ範囲:P.346 - P.347

文献概要

 最近では乳児の先天性股関節脱臼が早期に発見され,早期に治療されるものが多くなつて来ているが,開排位おむつ療法を行つてもなお治らないものやまた高度の脱臼に対しては整復およびギプス固定の必要な者も少くない.
 乳児の先天股脱を整復するさいに普通はエーテルによる全身麻酔を行つているのであるが,整復時の筋緊張を和らげ,整復,ギプス固定後の疼痛による不機嫌の緩和および痙攣予防の目的でクロルプロマジンを使用し,効果を挙げたので茲に報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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