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文献詳細

雑誌文献

臨床外科16巻6号

1961年06月発行

症例

乳癌晩期再発の1例

著者: 佐藤仁1 横内幸造1 関野英二1

所属機関: 1弘前大学医学部第一外科

ページ範囲:P.545 - P.547

文献概要

緒言
 乳癌は乳房切断術および腋窩廓清術施行により一見他臓器に発生する悪性腫瘍に比して良好な予後を思わせるが,しかしこれの転移形態は極めて複雑で,為にその永続治癒は少い.
 最近われわれは,乳癌のために左乳房切断術を施行後13年間何等の愁訴なく経過した1例が,13年後に至つて前胸部の軽度の自発痛を訴えるようになり,さらに9年後に手術創瘢痕部に潰瘍形成を見,これが検索の結果再発と考えられた症例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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