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文献詳細

雑誌文献

臨床外科16巻6号

1961年06月発行

症例

骨盤に発生せる所謂Ewing肉腫の2例

著者: 吉野良平1 松島政夫1 高橋敬二1

所属機関: 1大阪大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.566 - P.569

文献概要

はしがき
 Ewing肉腫は比較的稀な腫瘍であつて,1921年Ewingが骨系統に発生する原発性骨肉腫の中で特別の臨床的所見と特有の病理組織学的所見をもち,放射線に対する感受性の極めて高い悪性腫瘍を認めて,これにendothelialMyeloma of Bone.次いでdiffuse Endothelioma of Bone(1924)として記載したのに始まる.その後Kolodny(1921),Borak(1932),Conner(1926),Geschickter & Copeland(1930),Oberling(1928)等が,また,本邦においても,緒方(1939),赤崎(1943),那須(1949)および斎藤(1953)等によつて報告されている.
 吾々もまた最近骨盤に発生したいわゆるEwing肉腫の2例を経験したので,ここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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