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文献詳細

雑誌文献

臨床外科16巻7号

1961年07月発行

文献概要

症例

直腸に発生した奇形腫の1例

著者: 河村栄二1 樋口公明1 久田太郎2

所属機関: 1静岡赤十字病院外科 2静岡赤十字病院検査部

ページ範囲:P.673 - P.675

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 良性の混合腫瘍は卵巣,睾丸,耳下腺,脳,胸腺,甲状腺,腎等にしばしば認められるが消化管内に発生するものは極めて少なく,特に複雑な構造を示す混合腫瘍あるいは奇形腫といわれるものは極めて報告が少ない.
 胃に発生した奇形腫についてはA.N.Selman1)(1943)次いでH.L.Large,McChord WilliamsおよびCharlotte2)(1952)によつて各1例ずつの報告を見るが,腸管に発生したものについては未だ報告を見ない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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