文献詳細
文献概要
綜説
胆道癌
著者: 秋田八年1 倉内睦雄1
所属機関: 1鹿児島大学医学部第二外科教室
ページ範囲:P.699 - P.707
文献購入ページに移動 本稿では胆嚢を含めて肝外肝管からVater氏胆膵管膨大部までの範囲を取扱うことにする.
従来の記載を見ると肝外胆管の癌を論ずる場台Vater氏膨大部と膵頭部の取扱いがまちまちであり,剖検材料を主とした研究にはこれを区別したものが多いが,臨床材料では実際上その鑑別が必ずしも容易でなく,また古くは両者を分ける意義が軽視されたので総胆管末端部を含めてこの付近の癌を膨大部周囲癌(periampullary carcinomas)として一括しているものも多い.
従来の記載を見ると肝外胆管の癌を論ずる場台Vater氏膨大部と膵頭部の取扱いがまちまちであり,剖検材料を主とした研究にはこれを区別したものが多いが,臨床材料では実際上その鑑別が必ずしも容易でなく,また古くは両者を分ける意義が軽視されたので総胆管末端部を含めてこの付近の癌を膨大部周囲癌(periampullary carcinomas)として一括しているものも多い.
掲載誌情報