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文献詳細

雑誌文献

臨床外科16巻8号

1961年08月発行

文献概要

統計

甲状腺疾患600例の検討

著者: 樋口公明1 山口忠彦1 山田利治2

所属機関: 1静岡赤十字病院外科 2静岡赤十字病院内科

ページ範囲:P.719 - P.724

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緒言
 近年各方面での甲状腺疾患に対する関心がたかまり,その報告も多い.われわれも当院に甲状腺疾患外来を設けて以来2年余の間に取扱つた患者は600名を越え,更めてこの種の疾患患者の決して少くないことを知つた.当院の患者は当静岡市内のものを中心に,ほぼ県内各地から来院されたものであり,今回は各種の分布を中心にこれらの患者についての調査を試みた.
 われわれは初診時甲状腺疾患を疑つたものには一般臨床的観察の他に,原則的にB.M.R.,Ⅰ131摂取率(1,3,24時間値測定)およびⅠ131経口投与後24時後の甲状腺レンチグラムの検査を行い,必要に応じP.B.I.血清コレステロール,A/G比赤沈,頸部,胸部レ線検査,E.K.G,T.S.Hテスト等を追加し,毎週ないし隔週毎の経過観察を行つている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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