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文献詳細

雑誌文献

臨床外科17巻10号

1962年10月発行

特集 麻酔

硬膜外麻酔について

著者: 西邑信男1 鈴木和徳2

所属機関: 1日本医科大学麻酔科 2齊藤外科

ページ範囲:P.1037 - P.1042

文献概要

はじめに
 昭和31年8月アメリカにおける2年半の麻酔科レジデントの生活をおえて,はじめて日本麻酔学会に顔をあらわした.この頃私自身の問題は,いつたい日本に帰つてどんな研究をのばしてゆくかであつた.この第3回日本麻酔学会にも私は静麻の一種であるNeravalの仕事を発表したのであるが,静麻の研究にはものたらなさを感じていた.
 丁度この学会に奈良医大の恩地氏等が硬膜外麻酔の仕事を発表され,衆目をあびたのである.私自身アメリカにおいてはあまり腰部の硬膜外麻酔をやつておらず,その頃でもプロカインを使用した仙骨麻酔および持続仙骨麻酔が広く使用されていた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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