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文献詳細

雑誌文献

臨床外科17巻10号

1962年10月発行

綜説

外科的高血圧症について

著者: 和田達雄1 阿曽弘一1

所属機関: 1東京大学医学部木本外科

ページ範囲:P.1073 - P.1083

文献概要

はじめに
 高血圧症という名称は,様々の病因によつて生ずる体循環系の動脈圧の上昇という症状を総称するものであつて,単一の疾患に対する病名としては不適当のように思われる.とくに高血圧症の病因に関する研究が推進され,褐色細胞腫や腎動脈狭窄に基づく高血圧症が診断されるようになつた結果,いわゆる本態性高血圧症の範囲が徐々に狭ばめられている今日ではその感が深い.
 現在,手術によつて外科的に治療し得る高血圧症は大別して次の四つに分類されると思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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