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文献概要
症例
所謂側頸部迷入性甲状腺腫について
著者: 石井守1 矢内謙1
所属機関: 1福島医科大学遠藤外科学教室
ページ範囲:P.139 - P.140
文献購入ページに移動緒言
甲状腺がその本来の位置以外の所に存在する場合,それは迷入性甲状腺腫か,転移性のものかのいずれかであり,両者は臨床的に区別できるのが普通であるが,いわゆる側頸部迷入性甲状腺腫so called Lateral aberrant thyroid tumorsについては,その本態に関し,種々議論のある所である1).著者は最近,定型的な本症例を経験したので症例をのべ,2,3検討を加えてみたい.
甲状腺がその本来の位置以外の所に存在する場合,それは迷入性甲状腺腫か,転移性のものかのいずれかであり,両者は臨床的に区別できるのが普通であるが,いわゆる側頸部迷入性甲状腺腫so called Lateral aberrant thyroid tumorsについては,その本態に関し,種々議論のある所である1).著者は最近,定型的な本症例を経験したので症例をのべ,2,3検討を加えてみたい.
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