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文献詳細

雑誌文献

臨床外科17巻2号

1962年02月発行

文献概要

症例

脾嚢胞の1例

著者: 北脇脩1 北沢知夫1 岡松義光2

所属機関: 1大阪市立住吉市民病院外科 2大阪市立住吉市民病院検査室

ページ範囲:P.143 - P.148

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 脾嚢胞は1829年Andralにより初めて報告されたのであるが,一般に脾臓は他の腹腔臓器および後腹腔臓器に比して,嚢腫性病変をみること稀有であると考えられている,而も術前の鑑別診断は臨床上極めて困難である.われわれは最近原因不明の脾腫と診断し,開腹により始めて脾嚢胞であることが判明した興味ある1例を経験したので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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