文献詳細
症例
文献概要
緒言
1891年J. Israel1)が頸部癤瞳から血行転移性に,腎皮質,1部髄質におよんで発病した,健康部との境界明瞭な,豚脂様組織よりなる腫瘍状外観をていする病巣を腎カルブンケルと命名した.
以来欧米ではWelch & Prather2)(1949),Pearlman3)(1951)がそれぞれ200例以上の集録を出している.本邦においては,昭和7年菊地,川野らの第1例にはじまりすでに53例の報告があり,比較的稀有な疾患といえる.
1891年J. Israel1)が頸部癤瞳から血行転移性に,腎皮質,1部髄質におよんで発病した,健康部との境界明瞭な,豚脂様組織よりなる腫瘍状外観をていする病巣を腎カルブンケルと命名した.
以来欧米ではWelch & Prather2)(1949),Pearlman3)(1951)がそれぞれ200例以上の集録を出している.本邦においては,昭和7年菊地,川野らの第1例にはじまりすでに53例の報告があり,比較的稀有な疾患といえる.
掲載誌情報