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文献詳細

雑誌文献

臨床外科17巻4号

1962年04月発行

文献概要

症例

術後テタニーに対するOppel手術の1治験例

著者: 原宏1 千貫素直1 小沢進1 松本喜博1

所属機関: 1鳥取大学医学部桑原外科

ページ範囲:P.303 - P.306

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 甲状腺摘出手術にさいして上皮小体を誤つて摘出したり損傷した場合にテタニーを起すことが知られている.すなわちこれらのことにより上皮小体の機能低下が原因で血清Caの低下と血清無機Pの上昇が起つてくる.術後テタニーには内科的療法と外科的療法があり,外科療法では上皮小体移植術骨移植術および骨損傷術が行われているが,後2者が最も良い結果を得ているようである.骨移植術すなわちOppel正手術は教室原により再三報告して来たが同一症例で3回に亘りOppel手術を施行し術後経過観察中の症例について報告したいと思う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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