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文献詳細

雑誌文献

臨床外科17巻6号

1962年06月発行

特集 手こずつた症例―私の経験した診断治療上の困難症(Ⅰ)

癒着性イレウスに伴なつた多発性高位腸瘻

著者: 斉藤淏1 天野純治1

所属機関: 1日本医科大学

ページ範囲:P.491 - P.496

文献概要

 広範にわたる癒着に原因している腸閉塞についで発生した腸瘻および腸狭窄を主要な病態とした1例を巡つて述べようとしているが,このような症例は決して今日の外科医にとつては珍しいものではない.またその治療に難渋し空しい努力を続けた経験を持ち合わすものも少なくはないと思う.従つてこの症例もそうした症例中のただの1例にすぎないが,何時でも役にたつこれという明快な処置方法を持たない今日の外科医の1人のなし得たことを記してみるのもなんらかの参考になろうかと考えているのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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