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外科の焦点
臨床家に必要な小児・未熟児外科の新しい問題点
著者: 織畑秀夫1
所属機関: 1東京女子医大
ページ範囲:P.617 - P.621
文献購入ページに移動 最近,小児外科の問題が外科学会における一つの焦点をなしていることは否定し得ない事実である.
そうなつた理由の一つは外科手術の安全性が増して,小児殊に新生児にみられる急を要する疾患が手術的に治しうる自信が持たれてきたことと,もう一つは産児制限が一般に宏まつた結果,少数産んで,立派に育てようという傾向を生じ,出生児の生命を非常に重視するようになつたことにあると考えられる.
そうなつた理由の一つは外科手術の安全性が増して,小児殊に新生児にみられる急を要する疾患が手術的に治しうる自信が持たれてきたことと,もう一つは産児制限が一般に宏まつた結果,少数産んで,立派に育てようという傾向を生じ,出生児の生命を非常に重視するようになつたことにあると考えられる.
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