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文献詳細

雑誌文献

臨床外科17巻8号

1962年08月発行

特集 手こずつた症例―私の経験した診断治療上の困難症(Ⅱ)

脳腫瘍

著者: 光野孝雄1

所属機関: 1岩手医科大学

ページ範囲:P.769 - P.775

文献概要

Ⅰ.肺癌の脳転移例
 肺癌は早期に転移を起こし易いが,とくに脳はその好発部位で,肺癌の20%前後に脳転移がみられ,転移性脳腫瘍のうち肺癌よりのものがSimionescu1)38.1%,Rohr2)27.9%でかなり高頻度であり,比較的多いものである.しかし実際には転移癌の診断,治療の点で困難な場合がしばしばある.ここにのべる第1例は手術所見,biopsyで診断がつかず,解剖によつてはじめて診断確定した症例である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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