icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床外科17巻8号

1962年08月発行

特集 手こずつた症例―私の経験した診断治療上の困難症(Ⅱ)

最近経験し困難であつた2,3の症例

著者: 喜種善典1 樋口国器1

所属機関: 1鳥取大学医学部桑原外科

ページ範囲:P.930 - P.934

文献概要

まえがき
 最近の医学の進歩は実にめざましいものがあり,その発達は将来どこまで達するかわからない.しかし一歩後退して考えてみると,疾患の成因がわからないままに治療が行われている場合もある.また疾患の成因がわかつていても治療に非常にてこずる場合もある.診療の理想は学問的な基礎の上にたつたものであり,成因を解決してこそ新しい臨床的対策が出現するものである.この診療の理想へ一歩前進することが,われわれ若い臨床医家の残された道である.
 ここに診療上てこずつた症例の再検討というかかる企画があるのは,はなはだ有意義であると考えざるをえない.いま該当した症例を供覧すると共に,検討を加えていきたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら