文献詳細
手こずつた症例
文献概要
Ⅰ.
新生児の腸管手術は,今日なお検討すべき問題が多い.例えば,先天性腸閉塞症の中,手術成績に関する最近の報告で,死亡率Clatworthy2)27.4%(1957年),Polleck48%10)(1961年),Santulli60%12)(1961年)といずれも高率であることを見ても,手術の困難性が明かに了解される.
新生児腸管手術に関する種々の中,問題の手術後見られる下痢等による体液喪失は術後の管理上苦労を要するものの一つである.以下われわれの経験した3症例を概略して,本問題に関する2,3の点について述べて見よう.
新生児の腸管手術は,今日なお検討すべき問題が多い.例えば,先天性腸閉塞症の中,手術成績に関する最近の報告で,死亡率Clatworthy2)27.4%(1957年),Polleck48%10)(1961年),Santulli60%12)(1961年)といずれも高率であることを見ても,手術の困難性が明かに了解される.
新生児腸管手術に関する種々の中,問題の手術後見られる下痢等による体液喪失は術後の管理上苦労を要するものの一つである.以下われわれの経験した3症例を概略して,本問題に関する2,3の点について述べて見よう.
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