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文献詳細

雑誌文献

臨床外科18巻10号

1963年10月発行

文献概要

特集 整形外科症例集

Minor-orthopaedics

著者: 片山良亮1

所属機関: 1慈恵医大整形外科

ページ範囲:P.1273 - P.1282

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 minor orthopaedicsという言葉はminor Sur-geryと同じように小整形外科あるいはofficeorthopaedicsともいわれるもので,日常の外来で処置できるような整形外科という意味である.
 本文へはいる前に,現在の整形外科はどのような患者を主に取りあつかつているかについて,私の教室の入院患者の病気別分布を紹介しよう(第1表).全入院患者181名のうち最も多いのは骨折の40例で、最近の交通外傷の多発の一端を物語るものであろう.ことに最近はスピード化により,昔は下半身の骨折が多かつたのに,最近は頭部その他上半身に骨折の多いことは注目に価する.つぎに多いのは骨関節結核の36例であるが,これは私の教室では以前からこの方面の研究に興味をもつているからであつて,日常の外来では、昔と比較にならないほど減少している.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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