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特集 整形外科症例集
Minor-orthopaedics
著者: 片山良亮1
所属機関: 1慈恵医大整形外科
ページ範囲:P.1273 - P.1282
文献購入ページに移動 minor orthopaedicsという言葉はminor Sur-geryと同じように小整形外科あるいはofficeorthopaedicsともいわれるもので,日常の外来で処置できるような整形外科という意味である.
本文へはいる前に,現在の整形外科はどのような患者を主に取りあつかつているかについて,私の教室の入院患者の病気別分布を紹介しよう(第1表).全入院患者181名のうち最も多いのは骨折の40例で、最近の交通外傷の多発の一端を物語るものであろう.ことに最近はスピード化により,昔は下半身の骨折が多かつたのに,最近は頭部その他上半身に骨折の多いことは注目に価する.つぎに多いのは骨関節結核の36例であるが,これは私の教室では以前からこの方面の研究に興味をもつているからであつて,日常の外来では、昔と比較にならないほど減少している.
本文へはいる前に,現在の整形外科はどのような患者を主に取りあつかつているかについて,私の教室の入院患者の病気別分布を紹介しよう(第1表).全入院患者181名のうち最も多いのは骨折の40例で、最近の交通外傷の多発の一端を物語るものであろう.ことに最近はスピード化により,昔は下半身の骨折が多かつたのに,最近は頭部その他上半身に骨折の多いことは注目に価する.つぎに多いのは骨関節結核の36例であるが,これは私の教室では以前からこの方面の研究に興味をもつているからであつて,日常の外来では、昔と比較にならないほど減少している.
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