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文献詳細

雑誌文献

臨床外科18巻10号

1963年10月発行

文献概要

特集 整形外科症例集

骨盤骨悪性腫瘍例と骨盤片側切除

著者: 橋本昌武1 山田英蔵1

所属機関: 1市立凾館病院外科

ページ範囲:P.1313 - P.1320

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骨盤片側切除術(Hind-quarter-Amputation,Inte-rinnominoabdominal Operation,Hemipelvectomy)は1891年Billrothの第1例報告例は術後まもなく死亡したが,1895年Giradが始めて成功例を報告.Arielは1949年その158例を集めた.本邦報告例は未だ10数例を算えるのみであるが,近時本手術の可能と完全度が見出されるにしたがい,骨盤,大腿などの悪性腫瘍の根治療法が漸く注視されてきた.
 われわれは骨盤および大腿頸部などの悪性腫瘍4例を経験し,3例に骨盤片側切除術を行ない,いささか外科臨床上の考察を行なつたのでここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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