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文献詳細

雑誌文献

臨床外科18巻10号

1963年10月発行

特集 整形外科症例集

骨欠損の治療

著者: 岩佐裕1

所属機関: 1京都府立医科大学第二外科教室

ページ範囲:P.1331 - P.1336

文献概要

 四肢の骨欠損は,運動機能に大きな障害を残し,その機能回復には欠損部の完全な補填が第一に要請される.
 近時激増せる外傷性骨折における感染による骨片の腐骨化,骨腫瘍による切除欠損,骨髄炎による大なる腐骨形成などのために生じた四肢骨の大きな欠損には,軟部組織の収縮による肢長の短縮屈曲を牽引などにより可及的防止しつつ,好機を逃さず,できるだけ早期に,骨移植による完全な欠損補填を行なうことが必要であり,これにより四肢の短縮を最小限にして,良好な機能の回復を期待し得るものである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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