文献詳細
文献概要
特集 整形外科症例集
いわゆる進行性骨化性筋炎について
著者: 平林洌1
所属機関: 1慶応義塾大学医学部整形外科学教室
ページ範囲:P.1369 - P.1375
文献購入ページに移動 本症は1692年Guy Patinによつて第1例が報告されて以来,現在まで外国において約200例内外,本邦においては40例の報告を見ている.その特異な病像をMünchmeyer(1869)は「生ける石人形」と表現し,Helferich(1875)は合併症としての多くの先天的奇形に注目してきた.1956年McKusickは結合織の遺伝性疾患に準ずるものとして本症をも系列化し,中胚葉性形成異常説から一歩を進めるに至つた.
最近本症の3例を経験したが,うち2例は既発表例なので,1例の症例追加と2例のその後の経過を報告し,あわせて若干の報告を試みる.
最近本症の3例を経験したが,うち2例は既発表例なので,1例の症例追加と2例のその後の経過を報告し,あわせて若干の報告を試みる.
掲載誌情報