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文献詳細

雑誌文献

臨床外科18巻10号

1963年10月発行

特集 整形外科症例集

下顎骨々折のキルシユナー鋼線固定法

著者: 得津雄司1 佐々木正和2

所属機関: 1神戸市立中央市民病院整形外科 2公立豊岡病院整形外科

ページ範囲:P.1379 - P.1383

文献概要

いとぐち
 下顎骨は顔面における最大な骨であると同時に,これの骨折もまた顔面の中でもつとも頻度が高く,全骨折患者の約1%を占めているといわれている.近年交通機関の発達とともに交通事故による損傷の一分症としてしばしば経験されるようになつた.この部の治療は次第に口腔外科の領分になつているようであるが,まだこの方面の専門家も少ないため,われわれ整形外科医は四肢の損傷を治療する傍ら下顎骨骨折を治療する機会が多い.
 われわれは最近経験した下顎骨骨折にキルシュナー鋼線による固定法を採用して良好な結果を得たので報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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