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文献詳細

雑誌文献

臨床外科18巻12号

1963年12月発行

症例

膀胱憩室と回腸を内容とする外鼠径嵌頓ヘルニァの1例

著者: 稲葉穰1 平間栄生1 中村庸一1 寺田健治1

所属機関: 1東京医科歯科大学第二外科学教室

ページ範囲:P.1545 - P.1548

文献概要

 膀胱ヘルニアとは狭義では膀胱の一部が腹膜を被膜としてヘルニア門から外方皮下に脱出したものをいう.しかしいわゆる膀胱ヘルニアではその解剖学的関係から膀胱の腹膜に覆われない部分が脱出する場合が多いのであるが,そのような時はむしろ膀胱脱といつた方がよい.
 膀胱ヘルニアは1520年Giovanni Donemio Salaがはじめて報告して以来,欧米ではすでに多数の報告がなされているが,比較的稀な疾患とされている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1278

印刷版ISSN:0386-9857

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